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第5章~嘘のメカニズム演技者~

映画やドラマの役者は優れた演技者であり

まさしくプロフェッショナリズムである

しかしながら役を演じることは

リアリズムから遠ざかる

嘘の構造は演技するというよく似た性質から成り立っている

小学生の時に不思議な体験をした

当時は高学年で仲の良いメンバーでよく遊んでいた

その中でも靴のように履いて滑るローラーブレード

インラインスケートが大流行し毎日のように滑りまわっていた

もちろん公道を斡旋したり駐車場を貸し切って遊んだ

そのメンバーの中にスキーが得意な少年がいて

K2というメーカーの高価なスケートを持っていた

単純にカッコよくて欲しくなった

そこで思いついたのがいわゆるリサイクルショップ方式で

中古品を買い取る作戦だ

6,000円で交渉に挑み無事に成立させた

欲しいものを想像通りに手に入れた

しかし6,000円もの大金は所持しておらず

支払いをする想像力は一切働いていなかった

もちろんお金を稼ぐ能力もなく

融資する手段もなかった

気づけば未払いのまま時が過ぎていった

対価を支払う予定で手に入れたモノ

いつしか窃盗という選択肢にすり替わる出来事となった

支払いが出来ない時点で返却する選択もできたが

結果的には嘘をつく形で進めてしまった

そして時間が経てば解決されるだろうと

意味のない過程を作り上げ詐欺師と変貌を遂げてしまった

欲しいという欲望には素直な自分を

不可能だと感じる想像力には頑固たる我慢と理性を

今一度立ち止まって

冷静に物事を判断する「目」

養っていく心が大切ではないかと思う

2024.12.30(月)


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